モチベーションマネージメント
会社経営の中では従業員のモチベーションを高めることが重要です。 結局、会社は人から成り立っており、最終的には人が会社を動かしています。従業員のモチベーション(働く動機や意欲)を高めるために、色々な側面から見て行きたいと思います。
〔1〕 組織にすると、何故1+1=3 になるのか
「会社は組織である。」 なぜ、会社を組織にするのでしょうか。 個人の1をそれぞれ足して「1+1=2」ならば組織など作らずに個人でやっていればよいはずです。個人の1と個人の1を足して「1+1=3」 にできるから組織を作るのです。
では、何故3になるのでしょうか。逆に言うと、3にしなければ組織にする意味がないことになります。
個人にはそれぞれに得手分野と不得手分野があります。営業が得意な人もいれば、逆に、営業のように人と接する機会が多いことよりも経理などのように数値と向き合うほうが得意な人もいるはずです。あるいは、機械などの設計が得意な人もいます。
個人では得手分野と不得手分野を総合して1点の人(得手分野2点、普通分野1点、不得手分野-2点と仮定すると、得手と不得手が相殺して、普通分野の1点)がいたとします。
組織にすると、各人は得手分野を自分の業務とすることができますので、例えば、4人の個人が集まったときには4点しかなかったものが、組織体にすること8点(2点×4=8点)になることになります。組織にすることで各個人が行っていた2倍の仕事ができることになります。このように組織体を形成すると業務の分担ができますので、個人で行うよりも多くの力を発揮することができます。
ちなみに、
1+1=2 は算数、1+1=3 は上述のとおり組織、それでは、1+1=1 は何のことでしょう?
答え ⇒ 企業の吸収合併です。A社をB社が吸収合併してB社になる。2社あったものが1社になります。