人事評価制度をやめてしまう理由 その4

評価項目の抽象性 ~ わかりづらいこと

評価の項目や評価の着眼点が抽象的で、評価する側も、評価される側も、何をどう評価すればよいのかわかりません。

 評価者は波風を立てないように普通評価(SABCDの5段階評価のうち、真ん中のC評価)にしてしまいます。この半年はじぶんなりに頑張ったと思っている社員は、その評価結果やボーナス額を見たときにがっかりしてしまいます。「 こんなに頑張って、会社の売上は上がったのに、ボーナスは去年と同じなのか・・・・ 」 本当に頑張った社員は正当に評価してくれないと不満になったり、退職してしまいます。

評価の着眼点などが抽象的になると、評価制度そのものが機能しなくなり、制度をやめてしまいます。