人事評価制度というと、「ボーナスの支給のためにAさんとBさん、そしてCさんの業務について、この半年の業務を評価して、ボーナス額を決めるために評価しよう。」と思われることでしょう。業務評価のための人事評価は長続きしません。
人が10人集まると、上に2人、中央に6人、下の2人に分かれると言われます。単に評価のための人事評価であると、Aさんは上に、Bさんは中央に,Cさんは下の位置付けされるとします。
どうでしょうか、仮に1年たったあとでAさんは上のまま、Bさんは中央、Cさんは依然として下のままではないでしょうか。(能力向上の施策をしないままでは、従業員は育ちません。)
よい人は評価は1年経ってもよいし、よくない人は、1年経ってもよくないままなので、評価する意味がなくなってしまいます。
そしてついには、せっかく導入した評価制度をやめてしまうことになります。